雫石とみさん

 一週間ぶりに雨無しの日でした

 日曜日の夜、ラジオで聞いた元NHKアナウンサーの山根さんの講演についてです。
「雫石とみさん」という作家の女性。
戦争ですべてを奪われ、生活困窮者の収容所でのつらい日々を日記にしるし、65歳の時「荒野に叫ぶ声」という本を出版した方です。
昭和62年には「銀の雫文芸賞」という文学賞を創設したそうですが、その資金は彼女が日雇い労働して建てた家(最初は一部屋、それを二部屋に増やし人に貸して、さらに一部屋足して・・・という風に大きくしていったそうです)や土地を売って作った2800万円をあてたそうです。
91歳で亡くなるまでは六畳一間のアパートで一人暮らし。

 雫石さんは貧しい家の生まれだったので、十分な教育を受けたわけではなく、収容所で日記を書く時「ひらがなを思い出しながら書き始めた」ということです。
山根氏は「なぜ日記を書こうと思ったのですか?」と聞いたそうです。
「収容所の女性達は人間として扱われていなかった。それでも文句を言うことは許されず、もし苦情を言ったり、愚痴をこぼしているのを聞かれたら暴力が待っていた。だから自殺する人もいたし、みんな何も言えなかったのだ。だから私は日記に書きとめておくようにした」と。

人間は感じることを止めることはできません。
そしてその感情を体から出す、表現することはとても大事なことだというのです。
それが出来なくなるとおかしくなってしまうと。
だから「話すこと」が禁止されたら「書くこと」で自分を守ったのだと。
自分のように書くことで救われる人がきっといると思うから、文学賞をつくって書くことを奨励したいと思ったのだそうです。
しなしながら・・2800万円!
日雇い労働で・・・。
尊敬などという言葉では語れません。

 でも、私がここで言いたいのは、感情はそれだけ複雑なものだということ。
体から出すことがいかに大事かということ。
人に感じ取ってもらうことが大事だということです。
 今日は誰のどんな感情を受け取ってあげましたか?


     ”どんど晴れ”

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この記事へのコメント

クッキーjモンスター
2013年09月07日 09:01
親業を学んで、まず困ったのが、自分の感情がわからなくなっていたこと。どんなことがうれしくて、どんなことが楽しくて、どんなことを悲しむのか。

今でも行動の四角形に自分の行動を投影し、そしてやっと自分の感情に気が付くことも多々あります。

自分にしかわからない自分の感情、大切にしたいし、相手の感情も大切にしたいですね。
みきおばちゃん
2013年09月07日 20:33
クッキーモンスターさんへ

自分の感情がわからないというのは経験してみないと理解しにくいかもしれませんね。
しかし感情がわからなくなるとかマヒしてしまうことはたしかにあります。一つの感情に振り回されてしまい、他を感じることができなくなることも。
愛する人を失ったら、悲しく寂しく悔しい感情に支配されてしまいますね。

ただ感情は表現することによってなだめたり、共感してもらうことで和らいだりより強く感じたりと変化していくものです。そのことを理解しあって豊かに暮らせたら、幸福感も大きくなるように思います。
クッキーモンスターさんがいうように、お互いの感情を尊重したいですね。

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